お見積り用語集

躯体とは?

読み方:くたい

建築において躯体とは、住宅及び建造物の骨組みや枠組み部分全体の事を指します。窓や玄関ドア、屋根や基礎部分は含まれません。また、ベランダなどでは建物に別途取り付ける形のものは、計画上では配置されていても躯体とはみなしません。但し、そのベランダ部分が住宅や建物と同一の枠組みとして設計されている場合においては、扱いが違ってくる事となります。また、壁については、例えばユニットタイプの工法などの場合に柱や梁と一体成形となる場合では、壁も含めて躯体と呼ぶケースも存在します。梁については、住宅の内部に露出しているものの場合、それが構造物を支える役割を担っているのか、それとも単にデザイン性を目的としているものなのかによってその範疇に入るか否かが決まってきます。

大規模修繕工事と躯体の関連性

大規模修繕工事は、躯体を治すだけでなく守る工事です。

マンションやビルの躯体には、鉄筋コンクリートが使用されていることが多いです。マンションの場合、分譲マンションであっても躯体部分は共有部となり、住人が自分の部屋の壁(鉄筋コンクリート部分)に勝手に穴をあけたり切ったりはできません。躯体は共有部として大規模修繕工事で修繕することが一般的です。躯体部分の問題は外壁側に生じことが多く、その問題を引き起こす原因は外壁のひび割れや剥がれなどから雨水などが侵入することにより起こります。具体的な症状としては、鉄筋が錆びたり、爆裂(コンクリートの中に入っている鉄筋が外に飛び出たりする症状)したりします。大規模修繕工事は既におきてしまった症状を修繕するのはもちろんですが、外壁や屋上の補修、塗装、防水などをしっかり行うことで未然に躯体部分を守ることが重要な工事となります。ですから、見積もり金額だけでなく、その会社の技術力にも着目して施工業者を選定することをおすすめします。マンションの寿命が伸びれば、結果的に皆様の資産価値を高めることにもつながるはずです。

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