お見積り用語集
爆裂(鉄筋爆裂部)とは?
読み方:ばくれつ(てっきんばくれつぶ)
建築物が古くなってくるとコンクリートの壁面にも亀裂が発生していきます。発生した亀裂には水や空気が侵入しやすくなり、その為、内部の鉄筋が次第に発錆します。発錆とは化学的に酸素と結合する現象ですので、鉄筋は酸素を取り込んだ分、質量が増加し体積を膨張させます。この鉄筋の体積増加によってコンクリートは内部から破裂します。この現象を爆裂と呼び、破裂した部分を鉄筋爆裂部と呼びます。 鉄筋爆裂部の補修は爆裂した部位のコンクリートを破砕、できるだけ鉄筋を露出させた後に錆びている部分を落とし、浸透性防錆剤を塗布し、防錆ペーストで鉄筋表面を処理後、接着性が高い樹脂モルタルで再度塞ぐ方法が用いられています。但し、殆どのケースとして鉄筋が爆裂している箇所は1箇所だけに留まることはなく、建物全体の強度が著しく不足している可能性がある為、まずは専門家による安全性の確認をしてください。