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幕板とは?

読み方:まくいた

幕板とは、一般的には横長の形状で何かに張り付けた板の事を指します。前後左右に張り付けられ、境界線の役割として使われたりします。例えば、マンションのエントランスの屋根(庇)を想像してみてください。その屋根の側面に張り付いている板も幕板と呼びます。また、ご家庭のダイニングテーブルなどで、4脚ある足の上に直接テーブルの板が載っているものを幕板なしのテーブルといい、脚と脚が横長の板でつながっており、その上にテーブルが載っているものを幕板ありのテーブルともいいます。外装での用途としては、美観を高める用途や、外装の継ぎ目部分を隠すことや補強することを目的として取りつけたりします。

大規模修繕工事と幕板の関連性

マンションなどの建物では、外壁部分に幕板は多く使用されています。ですから、外壁同様に雨風や紫外線の影響を受け、経年劣化をしやすい部材です。劣化が進むと、使用している材質によりますが、表面の塗装や仕上げが剥離し、見た目にも見苦しくなるほか、クラックなどが起こることで、雨水が内部に侵入し、さらに劣化が進むことになります。
まずは、大規模修繕工事の専門家に調査や診断をしてもらってください。表面だけの劣化であれば、クラックや境目にコーキングやパテ埋めを施すことで対策をとることができます。しかし、内部にまで劣化が進んでいる場合には、幕板ごと交換する方が良いケースもあります。今現在での改修工事では、ステンレス製の幕板に交換し、錆の発生や美観を保つ事や、もともとの幕板にカバー工法にて施工を行い、美観とコストを抑える工夫もなされている様です。

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